新田宮流

先日、新田宮流の演武をみせていただく機会を得ました。
水戸藩の御留流であり、無形文化財に指定されているそうです。
幕末には「薩摩っぽと水戸っぽには近寄るな」と言われたほど、

恐れられた剣だったそうです。


竹で作られた四角い右小手が目を引きます。

加えて抜刀する際に右手で鍔付近を隠す?
刃引きの真剣で本気打ちです。


演武された方は新田宮流の最高レベルの遣い手とお見受けしました。

ご高齢にもかかわらずなかなか力強い演武でした。

さすがは一刀必殺というだけあります。気合は半端ではありません。


新田宮流は和田平助正勝が興した流派ですが、

自鏡流創始者の多賀自鏡軒盛政はこの和田平助正勝の高弟です。

多賀自鏡軒盛政は水戸藩士だったそうです。
この多賀自鏡軒盛政に居合を師事したのが辻月丹。

辻月丹は無外流剣術の創始者です。

なかなか面白い!