イメージ

私は稽古で良く「イメージして下さい」と言います。
そのイメージが身体の動きを支配するからです。
ですのでどうイメージするかがとても大切になります。

ゆるみのイメージ、軸のイメージ、丹田のイメージなどなど。

例えば以前の動き始めは「膝や股関節のゆるみ」にイメージの重きを置いていましたが、丹田というか身体の重心が落ちるイメージを持つ方がより動きがよりしっくりします。勿論、膝や股関節のゆるみは前提としてあるのですが。

しかし、このイメージもステージが違うと全く違う感覚になるかも知れません。
技の会得にはそれがわかるステージにいる必要があるとはよく言ったものです。

まだ稽古経験の浅い時期に「丹田の落ちるイメージ」と説明されても、全く違う感覚を持ったかも知れません。言葉で理解出来てもダメなんです。身体の動きは理屈ではなく感覚ですから。
感覚は伝えるのは難しいことです。