刀の重さ

ゴルフ界では石川遼選手の調子が良いようです。特にドライバーの調子が良い。
好調の要因はドライバーの重さを変えたからだと言われています。

プロゴルファーのドライバーの重さはだいたい310g~330gなんだそうです。これまで石川遼さんはやや重いドライバーを使っていたようですが、それを少し軽くしたとのことです。
あ~それで!

いやいや、話はそんな簡単ではないのです。
ドライバーはグリップ、シャフト、ヘッドの3つに分けられますが、一番重いのはヘッドです。約200gだそうです。シャフトは60g~75g。グリップは約50g。
石川遼選手は一番重いヘッドではなくシャフトの重さを変えたのです。
それまでの石川遼選手のシャフトは90gと言われています。
振る時の感覚を大きく変えたくないとの思いでしょう。それにしてもだった40gの違いです。

プロの場合、クラブの重量を重くするよりも重量を軽くする判断はなかなか難しいと言われます。
その理由は感覚的によくわかります。
私は昨年ほぼ1年間、桐木刀を使って稽古していました。桐木刀の重さは約200g。
それまで1300gを振っていた訳ですから、約1/6。
軽い桐木刀は身体の動きがそのまま伝わります。物凄い不安定!まあまさにこの状態を作りたかった訳ですから、狙い通りな訳なんですが、それにしても(^_^;)
プロである石川遼選手の決断は相当勇気のいることだったと思います。
刀の重さの調整はドライバーほど簡単ではありませんが、重さとバランスが重要なのは同じです。