合宿

もう直ぐ恒例の静稽会の合宿です。
今時「合宿」というのも古臭い語感がしますが、静稽会には「合宿」こそ合っていると思っています。
「トレーニングキャンプ」などという言葉にしてしまうと、それはなんか違う。武術を嗜むものとしてはこの言葉のチョイスはありえない。
これは静稽会の目指す武術は決してスポーツではないというところに立脚しています。

言葉は大切です。そこには使った人の思想が見え隠れします。最近はやたら外国語に迎合する風潮のようですが、そんな簡単に外国語にしてはいけません。
意味が違うものになってしまいます。

例え一泊でも同じ屋根の下で寝起きを共にし、同じ釜の飯を食う。長く語らう。
同じ目的を持って稽古をする。
主に前半に重きを置いた合宿です。
技量の向上は普段の稽古でお願いします。たかだか一泊の合宿で技量は飛躍的に向上はしませんから。

技量ではなく器量を磨きたいと思っております。