坐業に思う

正座した状態から立ち上がる時にどこの筋肉を使うかは重要です。

以前、某CMでイチロー選手が数人の袴をはいた外国人と一緒に正座している状態から立ち上がる様子が流れていました。覚えている方も多いかと思います。
中には膝に手をついたり、横の人の肩に手をついたり、身体を折ってやっとの思いで立ち上がる外国人を横目に、イチロー選手はスッと煙が立ち昇るように静かに、美しく立ち上がります。

美しさもさることながら、そのスキのない動きは秀逸でした。さすがはイチロー選手!

さてイチロー選手はどうやって立ち上がったのでしょう。
映像からは西洋式の生活に慣れてしまった現代人とは違った筋肉を使っていることがわかります。

居合では座った状態から立ち上がる動きは基本です。その時にどこの筋肉を使っているか?
速く、美しく、スキのない動きにする為には「西洋式」の立ち上がり方はでは物足りないのです。

今までの動きを根本から変えなければ生まれてこない立ち上がり方。
昔の生活では当たり前だった立ち上がり方なのかも知れませんが、今は失われてしまっているようです。
静稽会ではそんな動きに注目しています。