良いお年を!

早いものでもう大晦日です。
今年もいろいろなことがありました。
今年も新しい方々が静稽会の門を叩いてくれました。
やはり新しい方が入るとうれしいです。静稽会の身体操作は普通のスポーツとは違う特殊な動きなので、随分と戸惑うこともあったと思います。しかしその動きはひたすら筋トレをして手に入れるようなものとは違い、奥深くかつ歳をとっても継続することが出来る身体操作です。それ故に一朝一夕に手に入れられるものではありませんが、何とか継続してトライしてくれることを願っています。

考える→動く→感じる

稽古はこの繰り返しです。
しかし一番難しいのは「感じる」ことなんですが、現代人はストレスを抱えているせいか、この「感じる」ことが苦手なようです。
逆に「考える」ことは得意のようです。ただ「考える」にとどまっていても何も進みません。「考える」がまとまらなくても、まず動いてみることです。そしてそこから何かを「感じる」ことが大切です。

私は坐禅を始めてそろそろ2年になります。「居合は動禅であるか?」を確認しようと思って始めた坐禅です。勿論まだまだ途上です。確証は得られていません。しかし、最近こう思うようになりました。

「坐禅は一旦考えることを遮断してただただひたすら感じること」
なのではないか?

そういう意味だとすれば居合が動禅というのも頷けます。

話が随分と外れました。
兎に角、稽古が続けられるには、身体的にも、経済的にも、精神的にも、日程的にも余裕が無いと出来ません。
また、稽古出来る「場所」があるという事も必要です。静稽会もみなさんのサポートが無ければ成り立ちません。
いろんな意味で稽古に参加出来るということは幸せなことなんだと思います。

先日さいたま稽古場のHさんと飲んだ際に、来年の稽古への意欲を語ってくれました。仕事関係で稽古が難しい状況だったHさんですが、仕事も落ち着くため来年は本格的に稽古復帰されるとのことです。うれしい限りです。
Hさんだけでなく仕事が忙しく稽古がままならない方もいると思います。しかし是非稽古は継続して下さい。
継続すること自体も稽古だと思います。

一年間本当にありがとうございました。
来年も元気で稽古が出来ますように。
良いお年を!