残念なこと2

今日、稽古終わりに刀の手入れをしていると、次に稽古場を使う剣道の会の方が時間前にもかかわらず入ってきました。その指導者と思しき方との会話です。

剣道会:「その刀は刃引きですか?」
私:「はい」
剣道会:「刃引きでも手入れが必要なんだあ!へえ~!」

呆れてものも言えません。
剣道を習う者が刃引きだろうと真剣だろうと手入れが必要なことくらい知らないのでしょうか。

ちなみに私の刀は刃引きではありません。
まだ静稽会の使用時間中なのにドカドカと稽古場に入ってくるような人間にまともに応える必要はないと思っていましたので、「はい」とのみこたえました。

剣道の竹刀は元々は真剣だったはずです。
そんな認識で剣道をやっている人たちの「竹刀道」はただのゲーム感覚なのでしょう。
真剣の重さや怖さを知らないで軽くて安全な竹刀ばかりを振り回しているとそんな感覚になるのだと思います。


申し添えておきますが、本物の剣道を稽古していらっしゃる方々の中には刀のことに想いを馳せて稽古されている方はたくさんいます。