今日は重陽の節句ですね。重陽の節句については以前も書きました。なぜ「重陽」なのか?興味のある方は以前の静稽録を確認してみてください。
さて来日したウサイン・ボルト選手がインタビューでこんなことを言ってました。
「勝ちたければ自信をつけることだ。自信をつけるためには練習することだ。」
当たり前のことかも知れません。
しかしボルト氏は練習は「体力向上」や「技術向上」と言った側面よりも「自信」と言う心を鍛えるためにあると言っているようです。
そしてさらに「楽しむことだ」とも言ってます。
「自信」と「楽しむ」余裕を獲得するために厳しい練習をする。
これこそが勝つ極意のようです。
試斬稽古でよくこんな話をします。
「斬れないと思った時は絶対に斬れない」
試斬会に参加する方々は当然斬れる技術は既に身につけているはずなんです。
斬れない理由はただ一つ。
斬れる「自信」が無いからです。
実はこの問題は心の問題なので解決は簡単ではありません。
解決方法は一つです。
ボルト氏の言葉を借りて言えば、
「斬りたければ自信をつけることだ。自信をつけるためには稽古することだ。」
静稽会は9月に特別試斬会を3週続けて実施します。
以前にも書きましたが、試斬は単なる技術的な刃筋の確認などではなく、どこまでも心を磨く稽古なんです。