薄氷を履むが如し

スピードスケートの小平奈緒選手は女子1000mを31歳にして世界新記録を更新しました。
素人的にはスポーツ選手としての年齢はピークを過ぎているのでは思われるかもしれませんが、彼女の場合は今が身体と心のバランスが最も調和した年齢なのかも知れません。

 

そんな小平奈緒選手は古武術を使った練習をしたそうです。
自らオーダーした一本歯の下駄を履き、バランスを取ったり、両膝を曲げて重心を下げたりして鍛えたとのこのことです。

また小平奈緒選手はこんなことを言ってます。

 

「かつて古武術を教わったときに聞いた、この言葉がすんなりと理解できた。

”相手がいてもいなくても一緒。ただ自分の動きをするだけ”

同走の相手を意識しすぎず、といって自分ひとりだけに集中しすぎない精神状態。相手の雰囲気を感じながらも、自分の動きをする」

 

剣術や居合をやっている人には心に響く言葉ではないでしょうか?

私自身も小さい頃からスケートをやっていて好きなスポーツということもありますが、剣術や居合との共通点を感じます。

まさに氷の上を歩くのと同じ感覚です。
私の場合は「薄氷を履むが如し」とも言われたりしますが^_^;