羽生震え

♪勝つと思うな 思えば負けよ♪
♪負けてもともと この胸の♪
♪奥に生きてる 柔の夢が♪
♪一生一度を 一生一度を♪
♪待っている♪

 

若い人は知らないかも知れません。
美空ひばりさんが歌った「柔」という歌です。美空ひばりさんはこの曲で1965年の「第7回日本レコード大賞」を受賞しました。

 

将棋棋士の羽生善治氏は勝ちを確信した際に手が震えるそうです。

俗に「羽生震え」と言われています。

勝ちを確信したのに何故震えるのでしょうか?

 

テレビのインタビューの中で自身が語っています。

実は「間違えない様に慎重になった時に指が震える」そうです。


そんな時、冒頭の歌が頭に浮かんで来ました。

この歌詞の元ネタは吉田兼好 徒然草の「勝たんと打つべからず 負けじと打つべきなり 」なんだそうです。

 

インタビューを良く聴くと羽生善治氏は勝ちを確信した時に震えるとは言ってません。
大きく局面が変わる時に震えるということでしょうか。

 

♪勝つと思うな 思えば負けよ♪

 

「羽生震え」に勝負師の凄みが感じられます。