稽古総見の魅力

今年の静稽会稽古総見が終了しました。
実に楽しい稽古総見でした!

 

あそこを失敗した!ここがダメだった!
懇親会での感想は色々です。
一年の稽古の成果が出る場合もあれば出ない場合もあります。稽古を積めば必ず成果がでるという単純なものではないところも稽古総見の魅力でもあります。

 

剣道は三本勝負という試合形式ですが、本来の剣術勝負は一度勝敗が決すれば片方、もしくは両方とも無傷ではいられません。二度目は無いのです。

突然、闘わねばならない事態になり、やむなく闘う・・・その時は突然に訪れます。準備運動をする間もないかも知れません。
そしてそこで負ければ終わりです。まさに一回こっきり。これこそが本当の闘いだと思います。

 

稽古総見は一回こっきりです。
稽古総見は毎年あるじゃないか。
いえいえ今年の稽古総見は一回こっきりです。来年もあると思うのは思い上がりです。来年は死んでいるかも知れませんし、死なないまでも病気や怪我で参加出来ないかもしれません。今年の稽古総見は今年しか無いのです。実は一回こっきりの稽古が毎日続いて一回こっきりの稽古総見につながっています。

 

ゲスト参加の先生方ありがとうございました。

一期一会の貴重な時間でした。

特に多々良先生、突然のコラボレーション申し出にお応えいただきありがとうございました。感動しました。

 

また来年の稽古総見に向けて稽古が始まります。