北辰一刀流兵法

先日、いつも隣では天然理心流の方々が稽古をしているのですが、その日はなんだか雰囲気が違ってました。いつも指導されている方ではなく、欧米人の方が指導されていました。天然理心流も国際的なんだなあなどと感心していると、稽古終わりに指導されていた方がこちらに来られて、少しお話しする機会がありました。

 

その方は「北辰一刀流兵法 第7代宗家  大塚 龍之介 政智」と名乗り、丁寧に名刺まで頂きました。見た目は欧米人。若くて長身、かなりのイケメンです。名刺と目の前の方が頭の中で結びつかずに戸惑ってしまいました。

 

ドイツから来られて、日本で修業に励み、若くして宗家を継いだとのことでした。美しい日本語を話し、礼儀正しく、所作にもスキはありません。
天然理心流とは交流があるらしく、指導していたとのことです。
差料は2尺7寸、大和守安定とのこと(確かそう聞こえました)

見せて欲しいという言葉をグッと飲み込みました。

 

今や日本の伝統的な文化はどこも後継者の危機に瀕しています。残念ながら途絶えてしまうケースもあります。そうした中、海外から来られた方々が継承している分野もあります。恐らく大塚氏も大変な逆風の中、宗家を継いだのだろうと想像します。

 

日本の文化に興味を持って取り組んでいる外国の方の中には素晴らしい才能とパッションを持った方もいます。

日本人と言うだけで日本の文化を理解しているというのは間違いです。英語は上手く、海外のことはよく知っているけど日本の文化は語れないという日本人も多いように思います。

 

そういう私も20年以上前にインドに行った時に現地で知り合ったインド人から日本のことを教えてくれと言われたことがあります。そのインドの方は日本が大好きで日本のことをよく勉強してました。

 

「三島由紀夫をどう思うか?金閣寺についての感想を聞きたい」

「茶道とはどんなものか?」

「日本の宗教について教えて欲しい」

 

一緒に飯を食いながら止めどもなく質問が飛んできました。

インドの方だからか哲学的(禅的?)な質問も多かったように思います。
その時の私はどれ一つもまともに答えられなかったと記憶してます。

当時何故かインドには三回も行きましたから、インドのことは結構勉強していったんですけどねえ〜。インドのことを話す時間はありませんでした(笑)