さそり座の男

いいえ、私はさそり座の女♪

 

美川憲一さんの有名な歌ですが、子供の頃この歌を聴いて、どうして「いいえ」なんだろうと不思議に思ってました。

 

どうも男は何かを間違えたようです。
しかも間違いはひとつではなかった。

 

思い込んだら、いのち、いのち、いのちがけよぉ〜♪
-中略-
さそりの星は一途なぁ星よぉ〜♪

 

いずれ別れようと軽く考えている男に「ひたすら」迫ってくる女の想い・・
男女のことに限らず人の「ひたすら」を甘く見ると大変なことになります。

 

さそりの毒は後で効くのよぉ〜♪

(今、話題のお笑い芸人も痺れてる?)

 

さてこの「ひたすら」の「ひた」は漢字にすると「直」なんだそうです。「ひた走る」とか「ひた隠し」などと使います。

 

私は刀の「皆焼」(ひたつら)の「ひた」はこの「直」と同じ語源だと思っておりました。普通「皆焼」を「ひたつら」とは読めませんよね。しかも「直刃(すぐは)」は「ひたは」とは読みません。このあたりに詳しい人がいたら是非教えて下さい。

 

以前、私は「皆焼」の刀はあまり好きではありませんでしたが、刀のことを勉強するようになってからは素晴らしいと思うようになりました。

 

人は吐き出すほど苦いと感じたビールやピーマンさえも美味しいと思うようになったりします。

 

直刃も良いけど皆焼もねー。
決して心変わりしているわけではなくて、好きなものが増えただけなんです。


それほど一途ではないさそり座の男もいます(笑)