何かを始めるきっかけ

先日、テレビを見ているとある女優さんがこんなことを言ってました。

 

「デビューは友達の付き添いで行ったオーディションがきっかけです」

 

女優さんにはよくある話です。この手の話はこれまでたくさん聞いたことがあります。


これは「私自身はそんな気はなかったんですよ〜」という言外の謙遜?

でもそんな嘘っぽいことをあえて答えるでしょうか?


もしかしたらそんなケースは意外と本当なのかも知れないと思い当たることがあります。

 

「横道世之介」という吉田修一氏の小説があります(映画化もされていてなかなか面白いです)

この題名の横道世之介は田舎から出てきたばかりの大学生で、サンバサークルからの勧誘を受けていた友人と一緒になんとなく入部してしまいます。これが意外に続いてその後の「横道」的な生き方が展開していきます。学生の時の入部、入会のやりとりでこうした経験をした方は意外に多いのではないでしょうか。

 

そしてこれまでの私の経験上、武術を始めようと入部、入会する時にしっかりした動機のある人の方がその後の稽古は続かず辞めてしまい、そんな気も無くて一緒について来ただけの人の方が続いているケースは多いような気がします。

 

もしかしたら大した理由もなく始めた方は自分にとって続けていく都合の良い理由を探しているという、ちょっと「正常性バイアス」的な状態なのかも知れません。
だから結果的に続けていくうちにどんどん好きになっていく・・・

 

ちなみに私の場合は恥ずかしながら子供の頃にテレビで観た「柔道一直線」「おれは男だ!」がきっかけです。

 

まあ始めるきっかけなんてなんでも良くて、続いているかどうかの方が大切です。よね?