心頭滅却すれば

寒い!

令和4年1月6日まだ松の内の都心に結構な雪が降りました。

こんなに雪が降ったのは4年ぶりだそうです。

 

最近は少し痩せたせいか昔に比べて寒さが身にこたえます。暖かそうな服をドンドン重ね着して痩せた分を補います。

 

ただ不思議なことに、着込めば着込むほど確かに暖かくはなりますが、寒さへのガードが緩い部分がより寒く感じるのです。それも結構辛い・・・

 

よく着物を着ると脚が寒いからと股引きをはきます。すると確かに脚は暖かくなりますが、今度は足がより冷たく感じます。

さらに足袋をはきます。すると股引きと足袋の隙間がもっと冷たく感じます。

 

どうしたら良いものか?と思っていたら、そこをカバーする「着物用レッグウォマー」とでも言うのでしょうか、ちゃんと通販で売ってました。感じることはみんな同じなんですね。

 

試しに厚着をやめてみると(諦めてが正しいかも)、全身は多少寒いものの、部分的な寒さはあまり感じなくなります。

う〜ん、むしろこっちの方が心地良いかも知れない。

 

寒さを体の一部ではなく全身で少しずつ分担して引き受ける方法とでも言ったらいいのでしょうか。

もしかしたらこの方法は別のことでも使えそうです。

 

「心頭滅却すれば火自ずから涼し」

 

小さいころよく父に言われました。

この意味はもしかしたらこんなことだったのかも知れない・・・

と思った大雪の日であります。

違うかっ!