トイレの話

最近、家のトイレをリフォームしました。

世界的な半導体の供給不足という理由で結構な期間待たされてやっとリフォームが完了となりました。

 

新しいトイレは何でも自動です。

トイレでする「作業」が極端に少なくなりました。

トイレに入っただけで便座フタが「いらっしゃいませ〜」と開いてくれます。

 

先日、商業施設のトイレに入った時、便座フタを上げるのが少しだけ億劫な気がしました。これまでそんなことは微塵も感じなかったのに。

 

人は便利なものに慣らされてしまうと後戻りが苦痛になってしまうようです。

 

最近のトイレは洋式がほとんどですが、近くの図書館には洋式の他に和式が一つだけ備え付けられています。

 

何で全部洋式しないのか?と思っていましたが、不特定多数の人が座った便器に触れるのが嫌だいう人が少なからずいるからなんだそうです。まあ和式は施設側が掃除がしやすいということもあるかもしれません。

 

最近は踵を地面につけてしゃがめない人が増えていると聞きました。しゃがむと後ろに倒れてしまうんだそうです。そんな人は和式トイレは使えません。使えるトイレの選択肢が一つ減ります。

原因は足首が硬いから。

昔のヤンキーはコンビニ前で立派に?しゃがんでましたけどね(笑)

 

しゃがめない人たちにとってはもはや蹲踞や膝行なども難しい動きになっているかもしれません。

 

NHK番組「プロフェッショナル 仕事の流儀 小栗 旬スペシャル」では「鎌倉殿の13人」の演技で武士が胡座の状態から床に手をつかないで立ったり、逆に立った状態から手を使わずに胡座になる動作が上手く出来ずに悩んでいる小栗旬さんの姿が描かれていました。昔の武士が当たり前に出来たことが現代人には難しい動きになってしまうようです。

 

やはり日常生活の中で繰り返し行われるちょっとした動きが体に与える影響はあなどれません。

もしかしたらそれは体だけではないかもしれません。

 

商業施設のトイレで用をたした後、何となく違和感を感じて振り返りました。なんと!流していない!

慌てて流しましたが、まだトイレリフォームしてから1ヶ月も経っていないのにこの有様です。

これが他人の家のトイレだったらと想像すると・・・

 

人は簡単に楽な方に変わってしまうものらしいです。