新たな稽古

今日の仕事は辛かった〜♪

あとは焼酎をあおるだけ〜♪

 

焼酎を飲む時にはこの歌を思い出します。

 

岡林信康「山谷ブルース」を知っている人は私同様相当古い人間です。

 

いろいろな方とやりとりをしていると世の中には本当に大変な思いをしている方がいるとしみじみ感じます。

そんな方々の気持ちがわかるなどと軽々には言えませんが・・・

 

新約聖書マタイによる福音書6章34節にはこんな言葉があります。

 

「明日のことを思ひ煩ふな

明日は明日みづから思ひ煩はん

一日の苦労は一日にて足れり」

 

聖書の中で私が一番好きな言葉です。

学生時代に聖書は文語体で読んだ方が良いと言われました。

今でもその通りだと思っています。残念ながら最近では文語体の聖書はほとんど見かけません。

 

また禅語にはこんなのがあります。

 

「一息(いっそく)に生きる」

一呼吸するその瞬間も疎かにしないで生きること

 

一息を「ひといき」と読むとちょっと違った意味になります(笑)

禅語には時々こういうのがあります。

 

そして以下は私の座右の銘です。

 

「過ぎてしまったことはしょーがない」

 

いや実はこれ我が家の家訓です(笑)

私が作りました。

真面目な話です。本当に。

 

どれも一見違うようですが、実は根底では同じことだと思ってます。

 

過去や未来に囚われて生きていると今が死んでしまいます。

今日の稽古は今日の自分しか出来ないと思って稽古しています。

明日は明日の自分が稽古するはずと思っています。

だからいつも稽古は新しくて楽しい!

 

目の前の稽古に集中しなければ今ここにいる自分は一体どこを彷徨っているのか?となります。

そして大変危ないです。

 

いろいろな人がたとえひとときでも静かに「新たな稽古」を楽しめたら幸いです。