チキンライスとビフテキ

もうすぐクリスマスです。

 

「クリスマス?何を企んでいるんだ?」

「いやいや何の意図もありません」

「本当に?」

「はい!」

 

クリスマスになると思い出す「チキンライス」という歌の話です。

 

当時はたまにしか連れて来てもらえない親と一緒の外食。

高いものをたのむと二度と連れてきてもらえないような気がしていつも安いチキンライスをたのんでいたという子供心を歌っています。

 

子供の頃、私は全く逆で親と一緒の外食がイヤで仕方なかった・・・

まあそういう年齢だったんでしょうね。

 

ある時、食べたいわけでもないのにワザと高い「ビフテキ」(昔はまだまだ牛肉が高かった時代でビーフステーキを特別にそう呼んでました)を注文しました。

そうしたら親と一緒に外食をしなくて済むかもという子供の浅はかさです。

 

クリスマスが近づいて「チキンライス」という歌を聞くとその時のことが思い出されてとても複雑な気持ちになります。

 

「チキンライス」の歌詞はこう始まります。

 

「親孝行って何?って考える

でもそれを考えようとすることがもう親孝行かもしれない」

 

それが本当に親孝行?

 

私の親は二人とも、もうこの世にはいません。

 

「孝行したい時には親はなし」

 

「さればとて石に布団は着せられず」

 

「チキンライス」は大人になって何でも自由に注文出来るようになってからもやっぱりチキンライスがイイと歌います。

 

とりあえず親にはあの時のことを謝っておけば良かった・・・

「ビフテキ」は今でもちょっとほろ苦い味がします。

 

人にはそれぞれのクリスマスがあるはずです。