武士の寝相

みなさんは寝相は良い方でしょうか?

江戸時代の武士は寝返りを打たないように躾けられたという話があります。

 

司馬遼太郎氏の小説「最後の将軍」には徳川慶喜がまだ幼少の頃に父親である斉昭が慶喜の寝相が悪いのを見て枕の両脇にカミソリを立てさせたという話が書かれています。

いかにも水戸の烈公らしい話です。

 

それにしてもどうしてそんな躾けをしたのか?

 

みなさんは横向きに寝る時にはどちら側を下にしているでしょうか。

 

よく言われるのは左側にある心臓を圧迫しないように右を下にして寝ると良いとか、右を下にすると胃の出口が下になり消化促進になるという話を耳にします。

 

実は武士も右を下にして寝るべしと言われていたそうです。

ただその理由が違います。

万が一、寝込みを襲われた時に利き手である右手を守るためにだとか・・・

 

いや〜人間は寝ている間に無意識に何回も寝返りを打つはずですから、どちらにしてもあまり効果はなかったような気もします。

 

自分のことを振り返ると、私はほとんど仰向けに寝ているみたいです。昔から寝相は良い方です。

ずーっと仰向けでは腰が痛くなるので、時々横向きになりますが、その時は左を下にして寝ています。

 理由は寝床の左側に小太刀木刀を置いてあり、万が一の事態に備えて右手で小太刀木刀がすぐに取れるように・・・ウソです。

 

私の右側に寝ている妻と向き合わないように・・・(笑)

無意識かもしれません。

ちなみに妻はよく寝返りを打ちます。右を下にして寝ていることが多いようです。

 

結果としてお互い背を向けて寝ている時間が多いということになります。

まあお互いの安眠のためにはそれが一番かもしれません。

 

枕の両脇にカミソリを立てられた慶喜はその後、寝相は良くなったそうです。しかも晩年まで右を下にして寝ていたとか。

さすがはラスト将軍!