私の稽古着はいわゆる濃紺色のものが多いと思います。
(そう言えば仕事着だったスーツもそうでした)
値段のことや取り扱いの難しさを考えなければ本藍染めの稽古着が理想なんですが、まあまあまあ・・・その辺りは・・・(汗)
その色が好きだと言ってしまえばそれで話はお終いですが、実は大昔、ある方から「藍染された「藍色」の中でも最も濃いものは「褐色」(かちいろ)だ」と教えていただきました。
「褐色」は平安時代から続く古い日本の色です。藍を濃く染み込ませるために布を叩く(搗く)ことから「搗色(かちいろ)」と呼ばれていて、後に「褐色」「勝色」の字が当てられたそうです。
「勝ち」に通じる語呂合わせが縁起が良いと鎌倉武士たちに好まれたと言う話が気に入って、鎌倉武士の気持ちで近い色味の「濃紺色」の稽古着を身につけています。
大昔、剣道着として買った藍染めの稽古着が今では見事な経年変化を遂げてイイ感じの色落ちと心地良い柔らかさになっています。主に試斬会の時に着ています。藍染だからと言うより刺し子の剣道着はその厚さや丈夫さが理由で着ています。万が一、脇の下に刃が入ってしまった時にも傷を最小限にするという微かな期待から着用しています。
また藍染は抗菌、抗炎症、消臭、防虫、UVカットの効果があると言われています。刀疵にも良いはずです。もちろん天然の藍を使った本藍染の場合の話ですが・・・
