先日、なかなか面白い映画を観ました。古い映画です。
題名はかなりパンチが効いてます。
「ひとごろし」
主演は松田優作。
脇を固めるのは丹波哲郎、五十嵐淳子です。
こういうキャストたちならハードボイルド系の現代劇だろうと思いきやなんと時代劇!
松田優作の時代劇ってどうなんだろう・・・?
チョンマゲ頭の松田優作に違和感を感じながらもストーリーは展開していきます。
まあそうは言っても松田優作ですから、剣の達人役なんだろうと思っていました。
ところが・・・臆病で剣の腕前は全くダメな武士の役でした。そんな武士が妹かね(五十嵐淳子)のために上意打ちを引き受けます。
敵役の仁藤昂軒は剣、槍の達人です。こちらは丹波哲郎が演じています。
原作は時代小説の大作家、山本周五郎です。
初めこそ多少の違和感を感じながらも面白くて最後まで観てしまいました。
臆病で弱い武士の戦い方が描かれています。
松田優作は双子六兵衛という名前の武士役でした。
六兵衛?どこかで聞いたことがある名前です。
「黒書院の六兵衛」
同じ「六兵衛」ですが、また一味違った武士の姿がそこにありました。もしかしたら「双子」の六兵衛?
ちなみに臆病な武士と言えば藤沢周平の「臆病剣松風」も静稽録で取り上げました。
こちらの主役は「新兵衛」です。
どの作品も最後には武士の魂を感じます。
なかなか見られない松田優作の時代劇映画、お勧めです。
2026年3月7日付静稽録「黒書院の六兵衛」
2021年7月31日付静稽録「臆病剣松風」
https://www.seikeikai-iai.com/2021/07/30/%E8%87%86%E7%97%85%E5%89%A3%E6%9D%BE%E9%A2%A8/
