2021/03/06
真剣な場面で急に音楽が流れ、歌い出して踊る違和感。そんな理由でミュージカルはあまり好きではありません。 それでもやっぱり映画「ウェストサイド物語」は「古典」として観ておかなければとの思いはありました。これまでなかなかタイミングが合わずにいましたが、今年の正月にNHKで放映された録画をやっと観ることが出来ました。...
2021/02/28
武術を習う者であれば相手の動きを察知してこちらが一瞬先に動くことが出来ればと思うと思います。 でもそんなことが出来るようになるのでしょうか? ここに一つの原初的なヒントになりそうなものがあります。 舞踏には無音の舞台もあるので、複数の踊り手が一斉に動き出すために以下のような稽古をするそうです。 (天児牛大「重力との対話」から)...
2021/02/23
この静稽録で何回か「昔はダンサーになりたかった」という話は書いたかと思います。なりたかったのは舞踏ダンサーです。 大学生の頃に舞踏という踊りのジャンルがあることを初めて知りました。クラッシックバレエや日本舞踊しか知らなかった私にとって舞踏の世界はかなり衝撃的でした。 一度見たら二度と忘れられないというのはこういうことか・・・...
2021/02/20
江戸の旅人は1日平均30kmほどを歩いたそうです。 昔の人は30kmもの距離をどう歩いたのでしょうか? しかも長旅では連日同じような距離を歩く訳ですから、なるべく疲れないように効率の良い歩き方をしているはずです。 この数年、歩くことについていろいろ武術的な試行錯誤をしております。...
2021/02/13
今年の干支は牛ですが、皆さんは野生の牛というのを見たことがあるでしょうか? もう30年くらい前ですが、インドに行った時、ぶらぶらと田舎道を歩いていると道端の水溜りの中から突然大きな牛が出てきたので、私はしばらく固まったまま動けなかった記憶があります。...
2021/02/06
日本刀の作刀過程の中で印象に残るシーンの一つに「焼き入れ」があります。 以前に見せて頂いたことがありますが、なにも見えない暗闇の中、真っ赤になった鉄を水の中に入れる瞬間は神秘的でもあります。 この「焼き入れ」の水温は秘中の秘と思っていましたが、川崎晶平刀匠は自身の著「テノウチ、ムネノウチ」(双葉社)の中であっさりと語っています。...
2021/02/02
静稽会では時々、木刀の打ち込み稽古をします。 目的はちゃんと身体で木刀が振れているか? 力の伝え方、方向、打点は正確か? などを確認するためです。 基本は受ける側は正面に立って両手で木刀を水平に構えます。構える位置は頭の高さくらいです。その他にもいろいろな打ち方を試します。...
2021/01/31
「鑑賞マニュアル 美の壺」というNHKの番組があります。大好きでよく観ます。 暮らしの中に隠れた美しいものを30分で伝える番組です。 対象は日本刀の時もありました。着物、そして日本酒、すし、家具や建物など多岐にわたります。別に日本に特化しているわけではありません。 草刈正雄氏の小芝居がちょくちょく入りますが、なかなか面白い番組です。...
2021/01/30
学生時代、物理学自体は好きでしたが、私の理解度の問題があって先に進んでいくと、段々と怪しくなって来た記憶があります(笑) そんな物理学の授業で「角運動量保存の法則」と言うのがありました。 詳しい式などは忘れましたが、なんとなくその時の授業は覚えてます。...
2021/01/24
またNHKで面白い番組をやってました。 NHKも良い意味でも悪い意味でも随分と変わっているような気がします。 「レギュラー番組への道」 全国のテレビ番組制作者たちが「レギュラー番組化」を目指して腕を競う、チョットとんがった開発番組枠なんだそうです。もちろん深夜枠です。 「明鏡止水〜武のKAMIWAZA〜」...